「言語(日本語)」教育の参考文献
ヒトジュクが「言語(日本語)」教育の参考文献を紹介します。
(日本の教育カリキュラムでは「国語」と呼ばれている教科です)
まずはペーター・ベクセル『テーブルはテーブル』
2003年頃に読んで以来、座右の書。
2005年には教育実習先だった伊勢崎市立あずま中学校では、授業でも使用させてもらい、図書室にも購入をお願いした。
ヒトジュクが初めての授業で説明する事は
「相手を知るための学習をしましょう」
という事。
そのために
「自分が何を『テーブル』と呼んでいるのか知る」
この視点の獲得がヒトジュクのカリキュラムの【STEP1】の目標。
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村上慎一『なぜ国語を学ぶのか』(岩波ジュニア新書)
塾始動に際して、2016年2月に読んだ本。
「人生のための国語」という視点は私の考えている事に近いかもしれない。
世の中で重宝されている「得点するための国語力」みたいなのに私は大反対の立場です。
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直井明子『できる子・考える子を育てる 本当の国語力』
こちらも塾始動に際して、2016年2月に読んだ本。
本の中で説明している文章のチェック方法が、私が行っているものに似ていたので参考文献として紹介しました。
ただ、私のチェックは本のものほど細かくないです。
ヒトジュクは特別な事は何も致しません。
「自分で学習できるようになるために必要な事」を「ひとつずつ」身につけてもらうだけです。
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小西甚一『古文研究法』
二畳庵主人『漢文法基礎』
2014年頃に読んだ本。
まだまだ読み込みが足りていませんが、このレベル以上の授業が出来るようになれるよう精進して参ります。
古文についてはマドンナシリーズを利用した事があります。
「得点するためには十分」
ですが
「自分で学習するためには不十分」
です。
研究者と予備校講師では、本を書く際の視点は異なりますね。
「どちらがいい」という話ではなく「どちらが必要か」という話です。
ヒトジュクの売りとしている手法は、「目的」の明確化、「手段」の適正化です。
ヒトジュクの教育目的は「自分で学習するための手段を身につける」です。
どうぞよろしく。
【2016年5月20日 公開】
【2016年5月23日 一部修正】
【2016年5月24日 追加】
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山田敏弘『国語教師が知っておきたい日本語文法』くろしお出版
教育実習に行く前だったので、確か2005年に読んだ本。
文法は唯一絶対のものではない、というような話が書いてあり、とても参考にしている。
とはいえ、内容をまったく覚えていないので、読み直す必要がありそうです……。
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