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ヒトジュク

ヒトジュクの方法、立場、ロジックなどを公開します。

コンピュータに仕事を取られる???

「10〜20年後、現在ある職業の50%は人間の代わりにコンピュータが行う」

 

こんな予想が半年ほど前に発表されヤフーニュースなどでも上がってました。

昔から良くある話が現実味を帯びた事で盛り上がったのでしょうが、少々気になる事が……。

 

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それは教育業界(特に塾業界)でこのニュースを引用した上で

 

「コンピュータに負けずに仕事をするための勉強」

「コンピュータに勝つための競争力を身につけるための勉強」

 

なんて事を集客の謳い文句にし始めた塾などが出てきた訳です。

 

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SF作品ではコンピュータが活躍する話がよくある。

 

ターミネーター」や「マトリックス」などのようにコンピュータと人間とが対立する構図の話もある。

 

多くの人はこの構図が好きである。

 

上記のような謳い文句を掲げる教育関係者も意図的かどうかはわからないが、この構図を踏襲しているのであろう。

 

しかし、そこに垣間みられる精神は何かというと

 

「劣る者は、自分より優れた者に従わなければならない」

「優れた者は、自分より劣る者に何をしても構わない」

「競争に負けたらそこで終わり」

 

といった、優劣によって権利に差がでる思想(優生思想)であり、はたまた

 

「人間が一番偉くなくてはならない」

 

という人間至上主義な思想である。

 

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藤崎竜の読み切りマンガで、

 

ロボットやコンピュータに仕事を全て任せ、人間は個人差を無くすためにマスクを付け生活する……

 

という設定のものがある。

 

マンガの中の人間はコンピュータに依存している。

 

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ヨモギサワはこちらの立場を採る。

 

私が心配しているのは

 

「コンピュータに仕事を取られる」

 

という事ではなく、

 

「コンピュータが便利になりすぎて、人間は考える事をやめてしまうのではないか」

 

という事である。

 

つまり課題は

 

「人間らしく生きるとは何か」

 

という事。

 

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ヒトジュク(ヨモギサワ)が教育によって目指しているのは

 

「自分自身の主権を取り戻す事」

 

です。

 

自分は何が好きなのか

自分は何が嫌いなのか

自分は何をしたいのか

自分は何をするのか

自分は他者と何が違うのか

自分は他者と何をしたいのか

自分は他者と何をするのか

・・・・・・

 

こうした事を全て自分でコントロールできるようになってもらう事。

 

そのための教育を目指しています。

 

簡単に言えば

 

「自分らしさは自分で定義しましょう」

 

ということであって、この「自分らしさ」が

 

「人間らしさ」

 

に繋がると考えています。

 

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「コンピュータに仕事を取られる」

 

なんて事を本気で思っている阿呆には、

 

「教育には関わって欲しくない!!!」

 

というのが私の切なる希望です。

 

その程度の想像力では、まだ何者なのか定まっていない子供の未来を潰す事になるのが必至でしょう。

 

ただ今の日本社会では、そうした「危機感煽り商法」に人気と信用があるのは理解しております。

 

本気でそう思っている阿呆がいない事を祈ります。

 

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ちなみに、件の藤崎竜のマンガは、アクシデントによって一時的にコンピュータに依存出来なくなったことで、自分で考える事を強いられた結果、自らマスクを取って自分で選んだパートナーと生きる事を選ぶ。

 

みたいな、終わりになっていたはず。

 

コンピュータに仕事を取られる心配よりも、自分がこれからどう生きていきたいかを考えてみませんか?