ヒトジュク

ヒトジュクの方法、立場、ロジックなどを公開します。

ヒトジュクの立場(教育業界の課題)

【2016年3月27日 1回目投稿】

【2016年3月28日 一部修正・加筆】

 

日本の教育業界の課題と考えている事。

それに対するヒトジュクの解決策を紹介します。

 

①「人権」

日本で最も人権侵害が行われている場所は、教育現場であると考えています。

また日本では、教育の名の下に行われる人権侵害は許される風潮にあるように感じています。

 

・ヒトジュクは「体罰」、「暴力」を致しません。

(法律で認められている正当防衛、緊急避難の類いは否定しません)

 

・ヒトジュクは「自己肯定感」育成に努めます。

(育成すべき「自己肯定感」は「自分は自分でいい」というものだと考えています)

(他者との比較や自分の来歴、自分の所有物を根拠とするものではありません)

 

・ヒトジュクは「差別」を否定します。

(ヒトジュクの考える「差別」とは「人間同士の区別に優劣(有利・不利の差)をつける事」です)

(ヒトジュクでは社会で「属性」として扱われている事を「要素」として考えています)

 

・ヒトジュクは他者の人間性を「評価」しません。

 

・ヒトジュクでは「支配」の理論を説明します。

 

 

 

②「勉強(学習)」

学習者が「テスト(成績)のために勉強する」のは仕方の無い事かもしれません。しかし教授側が「テスト(成績)のために勉強させる」のはオカシイ事だと考えています。

 

・ヒトジュクが提供する教育サービスは、「目的」の明確化と「手段」の適正化、「最低限」の確保です。

(未成年の方には「25歳になった時にどうなっていたいか」を目的として考えて頂きます)

(成人の方の目的は一緒に考えさせてください)

(「最低限」は常に模索中です)

 

・ヒトジュクは「将来必要の無いテスト(成績)」のためだけの勉強はさせません。

(保護者の方は考えてみて下さい、今のあなたの生活に直結しているテストは過去どれだけありましたか)

(ヒトジュクは資格試験や検定試験を到達度のチェックに使用します)

 

・ヒトジュクはあなたの「受信力」を強化するために教育サービスを提供します。

(「発信力」は高等教育の範疇だと考えています)

(日常生活に困らない程度の「発信力」は確保します)

 

・ヒトジュクは「できる・できない」を大事にします。

(ヒトジュクにとって大事なのは「◯◯時間勉強した」、「試験に合格した」、「テストの点数が上がった」といった結果ではなく、「できるようになった・できるようにならなかった」という結果だと考えています)

(あなたに何かを「できる」ようになってもらい、あなたの選択肢を増やす事がヒトジュクの仕事です)

(ヒトジュクでは「できない」事は別アプローチで教えますし、「できない」ままにしておくという選択肢も残します。しかし、「やる前から諦める」という選択肢はありません)

 

 

 

③「教授法」

現在の教育現場で行われている教授法の多くは「1+1型」です。

「とにかく大きいもの」、「とにかくいっぱいつめたもの」を良しとしています。

一方で、教育関係者の多くは「自分が受けた教育を再現」しているだけの事が多く、自分の教授法がどんなものか、何を目指しているのか意識していないと考えています。

 

・ヒトジュクは「全体→部分型」の教授法で教育サービスを提供します。

(各教科の知識を連関させながら教えます)

(この教授法に興味がある方は連絡下さい、研修承ります。研修が終わったら、一緒に勉強会を開いてよりよいものにしていきましょう)

(この教授法には、学習者の「目的」が欠かせません)

 

・ヒトジュクは教授のための理論を出来る限り公開します。

(このブログも公開の一環です)

(教育サービスを提供する前に理論を説明しますので、言行に矛盾が無いかチェックしてください)

 

・ヒトジュクが目指すのは「最低限」の確保です。

(「必要な事」を意識して教えていきます)

 

 

 

④「消去法」

日本の教育で多くの人が身につけるスキルが「消去法」です。

「◯◯だからダメ」、「◯◯でないからダメ」。

そんな思考を大人になってもしていないでしょうか。

 

・ヒトジュクでは人間性の「評価」を放棄します。

(ヒトジュクは「できている・できていない」という行動の評価は必要最低限しますが、その事を「よい・わるい」という評価に拡大解釈致しません)

(ヒトジュクはあなたに設定してもらった「目的」の「よい・わるい」を評価しません)

 

・ヒトジュクでは「評価」の理論を説明していきます。

(そもそも「評価」とは何なのか、誰にその権限があるのか、といった事は「自己肯定感」を守る際に必要となりますので説明していきます)

 

・ヒトジュクは「いいもの」を自ら見つけられる視点の育成を目指します。

(そのために「評価」の理論を説明します)

(自分にとって「『いいもの』とは何なのか」がスタートラインになるでしょう)

 

 

 

⑤「手柄の横取り」

「◯◯大学◯◯名合格」、「◯◯大学に合格させました」、「◯◯高校に合格させました」、「テストで100点とらせました」、「通知表の評点を上げました」……。

塾でも、学校の教員でも、こうした宣伝文句は枚挙に暇がありません。

でも、それは本当に塾や教員の「手柄」なのでしょうか。

塾や教員の「手柄」とはそんな目先のものでよいのでしょうか。

塾や教員の「商品(サービス)」はその「手柄」が証明してくれるものなのでしょうか。

 

・ヒトジュクは「25歳になった時のあなた」のための教育サービスを提供します。

(既に25歳を超えている方は一緒に考えていきましょう)

 

・ヒトジュクは上記のような「手柄」を公表致しません。

(生徒や保護者の方が、ヒトジュクへの文句やお褒めの言葉を公表するのは止めません)

(ヒトジュク利用者の方の口コミには大いに期待しています)

(ヒトジュクにとって「教育サービスの理論」、「教授内容と方法」、「『最低限』の見極め」が「商品」ですので、それを公表します。興味を持って頂けた方に利用してもらえたら幸いです)

ヒトジュクの立場(本による紹介)

ヒトジュクの立場と似ていたり、参考にしたりした本の紹介。

その都度、追加していきます。

 

【2016年3月21日】

【2016年3月26日 コメント付記】

「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)

「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)

 

 

2011年に読んだ本。

雇われ塾講師時代に考えていた事とほぼ同じ事が書かれていた。

この本に書かれたものに近いイメージを もって授業しています。

 

授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)

授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)

 

 

2006年に読んだ本。

筆者が「跳び箱」や「逆上がり」に拘る理由がよく分からないが、「できないのは教える側に原因がある」、「誰かができないような教え方には問題がある可能性が高い」という姿勢はとても参考になった。

私自身は「100人いたら100人が出来るようになるやり方を教える」、「出来なかったらヨモギサワのせい」と伝える様にしています。

また、この本で感じた教訓をいかして「『目的』の明確化、『手段』の適正化」こそが自分の採る手段だと考えています。 

 

子どもと暴力―子どもたちと語るために

子どもと暴力―子どもたちと語るために

 

 

2016年に読んだ本。

「人権」の考え方がとても似通っていた。

 

分類という思想 (新潮選書)

分類という思想 (新潮選書)

 

 

2009年に読んだ本。

「物事を区別する」という事に関わるいろいろな考え方の話。

区別の仕方にあるのは「正解」ではなく「最適」でしかない、という考え方はとても参考になった。

 

離婚後の親子たち

離婚後の親子たち

 

 

2011年に読んだ本。

「家族」というものを考えるのに、とても参考になった。

どこにも「正解」なんてない。

 

代替医療のトリック

代替医療のトリック

 

 

2010年に読んだ本。

「根拠」に基づいた情報を扱うように心掛けています。

「何が『根拠』 となりうるのか?」という事は常に考えています。

「気持ち」や「想い」が根拠になる事もあるでしょが、ならない事もあります。

冷静に判断していきたいものです。

 

 

【2016年3月26日 追加】 

こころの暴力 夫婦という密室で―支配されないための11章

こころの暴力 夫婦という密室で―支配されないための11章

 

 

2008年に読んだ本。

当時、子どもと接する中で「支配・被支配の関係」について考えていたのですが、その考えを補強するヒントになりました。

暴力には物理的なものだけでなく、精神的なものもある、というのは人間関係を構築する上で常に意識しておきたい事だと考えております。

 

はじめまして

ヒトジュクという塾を始めました。

 

運営者はヨモギサワ(ヨコボリ)ヒロフサです。

 

このブログではヒトジュクの方法、立場、ロジックなどを公開していきます。

 

興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、どうぞ気軽にコメントして下さい。

 

では、どうぞよろしくお願い致します。。